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椎間板ヘルニアの分類について

程度の差こそあれ、日本人のほとんどの方は成人以降に腰痛を経験していると言われています。また腰痛から発展する病気として多いものの1つが椎間板ヘルニアです。

腰痛、そして坐骨神経痛の痛みやしびれが顕著ですが、椎間板ヘルニアで手術に至るのは20パーセント未満です。また従来では重度の症状のため手術を決断せざるを得ないとされていた症状が、現在では自然治癒できる可能性が高いと言われています。

この椎間板ヘルニアは主に4つの症状に分類できます。膨隆型は、椎間板の髄核が外に飛び出さずに内部で圧力を高めるタイプで、内圧が高いため痛みも大きくなります。

また、後縦靱帯を破らない脱出型の場合も内圧が高く痛みが大きいものです。内部の髄核が部分的に外に飛び出して切れてしまった遊離型は内圧が低くなります。また内圧が低くても、ヘルニア自体が靱帯を破って飛び出してしまえば、坐骨神経痛が起こります。

遊離型では、ヘルニアは2ヶ月もすれば自然治癒すると言われていますが、後縦靱帯を破った脱出型でも可能性が高いようです、しかしなかなか治癒できない症状であれば、手術をすることも多くなります。

また、線維輪外層を越えた脱出においても、後縦靱帯で覆われる後縦靱帯下脱出、および後縦靱帯を突き破る経後縦靱帯脱出に分類されます。

通常は脊柱管内に突出することが原因で神経圧迫が起こります。椎間孔外に存在する外側ヘルニアという場合もありますが、椎間板ヘルニアが神経組織を圧迫している場合、1つ上のレベルの神経根が圧迫を受けます。

これらのどの分類についても、ヘルニアが大きければ大きいほど、自然に収縮される可能性が高いと言われています。

髄核が飛び出してしまった椎間板ヘルニアは炎症を起こしますが、炎症反応が強ければ強いほど、白血球の中にあるマクロファージが活動を活発にして、異物である飛び出した髄核を食べて吸収してしまいます。このことが、手術をせずに治癒できるという根拠になります。